四条烏丸法律事務所(税理士事務所)様では、リモートワークによる人材採用を進める中で浮かび上がった通信・セキュリティ面の課題に対し、5Gモバイルルーター「+F FS050W」とMDMサービス「+F MDM LiNK」を導入しました。導入の背景や、実際の運用で感じた効果についてお話を伺いました。

リモート雇用に踏み切る中で浮かび上がった通信の課題
+Fシリーズ導入の背景を教えてください
クラウド会計やオンライン会議の普及により、税理士業界でもリモートワークを前提とした働き方が広がっています。一方で、顧客の機密情報を扱う士業においては、「どのネットワークを使って、どのように業務が行われているのか」を把握できないこと自体が、大きなリスクになり得ます。
当事務所は、2021年に独立開業し、クラウド会計やオンライン対応を活用することで、全国の顧客に対応できる体制を整えてきました。2025年に入り、顧客数の増加に伴って人員を拡充する必要が出てきたのですが、税理士業界でも制度が見直され、リモートワークによる雇用が可能になったことを受け、全国から人材を採用する方針を取りました。
そこで課題になったのが、通信環境の管理です。顧客の機密情報を扱う以上、従業員が自宅の私用Wi-Fiや不特定多数が利用するネットワークを自由に使うことは許容できません。
また、業務外のサイト閲覧や過剰な通信利用があった場合でも、それを把握できなければ、問題に気づくことすらできないと感じていました。
「管理できること」が導入の前提条件
採用の決め手を教えてください
モバイルルーター自体は、レンタルサービスなども含めてさまざまな選択肢がありましたが、単に「つながる」だけでは意味がありませんでした。重視したのは、
●従業員ごとの通信利用状況を把握できること
●指定したサイト以外にアクセスできないよう制御できること
この2点が、きちんと仕組みとして提供されていることが前提でした。
その中で検索していくと、+FシリーズとMDMサービスの情報にたどり着きました。
自分たちが抱えていた不安や懸念点に対して、必要な機能がほぼ網羅されていると感じましたし、国内メーカーである安心感やコスト的にリーズナブルな点も含め、大きく迷うことなく導入を決めました。
利用状況を「見える化」できたことでリスクを未然に防止
導入後の効果について教えてください
導入効果は、正直に言って非常に大きかったと感じています。
実際に、採用した従業員の試用期間中に、MDMの管理画面で通信利用状況を確認したところ、勤務実態と合わない不自然な通信利用が見受けられました。平日に勤怠記録がないにもかかわらず通信量が発生していたり、業務時間外や休日に大量の通信が行われていたりと、管理画面で確認できなければ気づけなかった事象がありました。
結果的に、その従業員とは試用期間中に契約を終了しましたが、もしこうした仕組みがなければ、問題に気づかないまま雇用を継続していた可能性もあります。情報漏洩や不正利用といったより大きな事故につながらずに済んだという点で、導入の価値を強く実感しました。
日常業務を支える通信基盤として安定運用
端末やサービスの使い勝手について教えてください
現在は、リモートで勤務する従業員全員に端末を配布し、業務に関わる通信は基本的に+F FS050W経由に限定しています。オンライン会議やクラウド会計の利用においても、通信品質やバッテリー面で困ったことはなく、導入から1年以上経過した現在も、故障などは発生していません。+F MDM LiNKの管理画面についても、専門的なIT知識がなくても直感的に操作でき、不明点があればすぐに相談できるサポート体制が整っている点も安心材料になっています。
全国から人材を採用できる体制づくりへ
今後の活用について教えてください
リモートワークを前提とした体制が整ったことで、採用の幅が大きく広がりました。
地域に縛られず、必要なスキルを持った人材を探せる点は、今後の事務所運営にとって大きなメリットだと感じています。その前提として、「通信や利用状況を管理できる仕組みがあること」は欠かせません。
+F FS050Wと+F MDM LiNKは、リモート時代の士業における業務基盤として、今後も継続して活用していきたいと考えています。



