※正しい使い方と劣化時の対応方法についてご確認ください。
電池パックを扱う上で意識していただきたいのは、電池パックは「消耗品」であることです。繰り返し使用することで内部の電池パックが劣化するため、長期間使い続けたり、誤った使い方をすることで、劣化が早まったり、発火などの大きなトラブルにつながる危険性があります。
トラブルにならないために、劣化した時の対処方法や、電池パックの寿命を延ばすためのコツについて記載いたします。
※電池パックの安全で正しい使用方法は、一般社団法人電池工業会の「電池の安全で正しい使い方」にも記載されていますので、ご参照ください。
https://www.baj.or.jp/battery/safety/safety16.html
劣化した時の症状(目安)
危険な使用場所の例
電池パック内蔵機器の取扱で危険な行為
1.電池パックが膨らんでいる場合の対処方法
電池パックは長期間の使用や充放電の繰り返しにより、徐々に劣化していきます。
劣化が進むと、リチウムイオン電池の特性で、電池パック内部に発生するガスによって膨張する可能性があります。
そのまま使用すると、モバイルルーターを圧迫したり、取り外せなくなる可能性があるため、使用をお控えいただき、新しい電池パックを購入することを推奨しております。
電池パックのご購入については「6.ご購入について」をご参照ください。
膨張した電池パックの取り外しが困難な場合、「富士ソフト モバイル端末サポートセンター」にご相談ください。
電池による事故事例の参考
2.電池パックの寿命を延ばすコツ
電池パックは劣化すると充電容量・充電効率・出力電流が悪化します。
当社モバイルルーターをご家庭など常に充電状態で使用する場合、
次のいずれかの方法で電池パックの劣化が早まることを防止できます。
適切な外気温環境で使用する(推奨:15~25℃)
放熱の妨げになるケースは使用しないでください。
長期保管は電池残量が30%~70%の状態で、湿気の無い適切な外気温環境で保管する
満充電状態、過放電状態で長期保管しないでください。
ルーターから電池パックを取外し充電ケーブルで給電を行う
3.電池パックを取り外して使用する方法をご参照ください。
+F FS050Wでは「バッテリ保護設定」
+F FS040W、+F
FS030Wでは「ロングライフモード」を"有効"にする
「バッテリー保護設定」または「ロングライフモード」とは、電池残量70%で充電を停止、60%以下で充電を開始する、充電制御機能です。(工場出荷初期値は"無効")
設定方法は各機種の「取扱説明書」充電設定をご確認ください。
3.電池パックを取り外して使用する方法
+F FS050W、+F FS040W、+F FS030Wは電池パックを取り外して、電源ケーブルで給電しながら使用することができます。電池パックの劣化を防ぐことができるため、据え置き利用や長時間給電ができるご利用環境の場合は、電池パックを取り外して使用することをおすすめしております。
バッテリーを外して使用する方法(動画)
4.電池パックの完全放電を防止するために
本製品を保管する時に、電池パックのメンテナンスを誤ると、電池パックが完全に放電された状態(電池残量が0%の状態)となり充電できなくなる可能性があります。
そのような状態にしないために、以下3点の注意事項をお守りください。
購入後は充電をする
工場出荷時の電池残量は、電池の劣化を最小限に抑えるため約40%にしてます。本製品がお手元に届くまでの経路によっては電池残量が工場出荷時から大きく減少している可能性があります。
充電せず使用すると、短時間で電池残量が10%以下となり電池パックに負荷がかかります。電池パックの負荷を軽減させるために、購入後に初めてご使用される場合は、充電してから使用してください。
長期間の保管時は本体から電池パックを抜く
本体に電池パックをセットしたまま保管すると、電源をオフにした状態でも電池残量が減少していきます。完全に放電された状態(電池残量が0%の状態)では、充電ができなくなる可能性があります。
2か月以上保管する可能性がある場合は、本体から電池パックを抜いて保管してください。
6か月おきに電池残量を確認する
本体から電池パックを抜いて保管しても、電池残量は少しずつ減少していきます。完全に放電された状態(電池残量が0%の状態)にしないために、6ヶ月おきに約30%~70%の電池残量があるか確認することをおすすめします。
電池残量が30%未満と少ない場合は、約70%まで充電してから、電池パックを本体から抜いて保管してください。
5.不要になった電池パックの処分方法
2001年に施行された「資源の有効な利用の促進に関する法律」(以下『資源有効利用促進法』と略称)に基づき、小型充電式電池メーカーや同電池の使用機器メーカー、それらの輸入事業者等などに、小型充電式電池の回収・再資源化が義務づけられました。当社は「一般社団法人JBRC」に入会し、小型充電式電池(電池パック)の回収を実施しております。
対象製品
注意事項
不要になった電池パックは、”燃やせないゴミ”として捨てないでください。
ほとんどの自治体では、リチウムイオン電池は”燃やせないゴミ”として回収不可となっています。電池パックを廃棄する際は、リサイクルBOXが設置されているお近くの回収拠点までお持込みいただくか、当社までお問い合わせください。
回収方法
リサイクルBOXでの回収方法
一般社団法人JBRCのホームページから「「協力店・協力自治体」検索」をご覧いただき、お近くの回収拠点までお持込みください。
一般社団法人JBRCホームページの「協力店・協力自治体」検索はこちら >
当社での回収方法
回収方法をご案内いたしますので、以下よりお問い合わせください。
お問い合わせはこちら >
6.ご購入について
+F FS050W、+F FS040W、+F FS030Wは電池パックは
「amazon」または本ホームページ右下に表示している「お困りではありませんか?」
から購入が可能です。
※お困りではありませんか?からの購入方法